2012年1月7日土曜日

2009.12. 「教育ルネサンス 大学の実力」読売新聞教育取材班著,中央公論新社で、松島ゼミが紹介されています。


ゼミでの師弟関係が「考える力」を育てる。
「ゼミの武蔵」と異名をとる武蔵大学(東京都練馬区)の演習室で、朝から熱のこもった声が飛んでいた。「論文に『思う』『ようだ』はだめ。作文じゃない!」。経済学部の松島桂樹教授(60)が学生23人を相手に、提出された論文の問題点を指摘する。
1年生が対象の基礎ゼミ。松島さんはグループごとの自由研究を通し、大学生としての基本――自主的に学ぶ姿勢を身につけさせることを狙う。学生はそれぞれのテーマに沿って調査や討論を重ね、1月初めのこの朝、ようやく論文提出にこぎ着けた。プロ野球球団の経営について研究した男子学生(19)は、「討論しながら論文を書くのは初めて。高校とは違う」と手応えを口にした。